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2023
年の法改正によりフィットテストが義務化され、多くの企業が対応に追われるなど、製造現場における防じんマスクの選定と管理の重要性が高まっています。本記事ではフィットテストの実践的な実施方法から継続的な管理体制まで、法令順守と作業効率の両立に悩む管理者の方々に役立つ情報をお届けします。

フィットテストの基礎知識と重要性

防じんマスクのフィットテストは、労働安全衛生法に基づく関連規則の改正により義務化されました。具体的には特定化学物質障害予防規則の改正により、202341日から金属アーク溶接等作業を屋内で継続して行う作業場でフィットテストの実施が義務付けられました。さらに粉じん障害防止規則の改正により、202441日からは作業環境測定結果が第三管理区分に分類された事業場においても義務化が拡大されています。

これらの法改正は、作業者の健康被害を防ぐために適切な保護具の使用を確保することを目的としており、対象となる事業者は1年ごとに1回のフィットテストを実施する必要があります。

フィットテストの目的と法的要件

作業員の命を守る防じんマスクの性能を最大限に引き出すため、個々の顔型に合わせた適切なマスク選定と装着確認が不可欠です。フィットテストはこれらを科学的に検証する手法として重要な役割を果たしています。防じんマスクの着用だけでは十分な防護効果が得られない場合があることを踏まえ、作業環境や個人の顔形状に合わせた適切な選定と使用が求められています。

法令では、対象事業者に対して以下の要件が定められています。

  • 1年以内ごとに1回のフィットテスト実施
  • 対象となる作業者全員への実施
  • フィットテストの結果の記録と3年間の保管
  • 作業者の体型変化や使用するマスクの変更時の再実施
  • 定量的フィットテストまたは定性的フィットテストのいずれかの方法での実施

フィットテストが重要な理由

製造現場や物流倉庫での粉じん対策において、防じんマスクの正しい選択と使用は作業員の健康維持に直結します。フィットテストはマスクの密着性を科学的に検証し、作業員の安全を確実に確保する手段として、その重要性が高まっています。

特に注目すべき点は、同じ防じんマスクでも着用者の顔の形状によって密着性が大きく異なることです。たとえば、国家検定規格に合格した高性能な防じんマスクであっても、着用者の顔に適切にフィットしていなければ、粉じんが漏れ込み十分な防護効果が得られません。フィットテストを実施することで各作業員に最適なマスクを選定でき、確実な防護効果を期待できます。

また、作業内容や環境の変化、さらには着用者の体型変化によっても密着性は影響を受けます。定期的なフィットテストの実施により、これらの変化に対応した適切なマスク選定が可能となり、継続的な作業員の安全確保を実現できます。

 

フィットテストの種類と実施方法

防じんマスクのフィットテストには定量的と定性的の2種類があり、それぞれに特徴があります。作業環境や予算に応じて適切な方法を選択することで、効果的な防護体制を構築できます。

定量的フィットテスト

専用の測定機器を使用して漏れ率を数値化する定量的フィットテストは、客観的な評価が可能です。準備から実施、結果の解釈まで、現場での実践に即した手順で行います。測定結果に基づいて最適なマスクを選定でき、作業員の安全確保と作業効率の向上を実現できます。

定性的フィットテスト

感覚的な判断による定性的フィットテストは、導入コストを抑えながら基本的な適合性を確認できます。試験液の味やにおいを利用して漏れを検知し、日常的なチェックにも活用できる実用的な方法です。限られた予算や人員でも確実に実施できる具体的な手順とノウハウを備えています。

 

適切な防じんマスクの選定とフィットテスト対策

作業環境や用途に応じた最適な防じんマスクの選び方について、フィットテストの観点から解説します。国家検定規格に適合した製品の中から作業効率と着用感を考慮した選定方法をご紹介します。

作業効率を下げない防じんマスクの選び方

製造現場での作業効率を維持しながら作業員の安全を確保するには、適切な防じんマスクの選定が重要です。国家検定規格DS2に合格した製品の中でも、特にフィルター面積が大きく呼吸抵抗の少ない製品を選ぶことで、作業中の負担を軽減できます。例えば、3M製品では独自の技術により声が通りやすく呼吸がしやすい設計が特徴です。

また、長時間作業における蒸れ対策として排気弁付きタイプがおすすめです。排気弁により呼気がマスク内にこもりにくく、快適な作業環境を維持できます。さらに、サイズ展開が豊富な製品を選ぶことで、より多くの作業員に適切なフィットが期待できます。

初期コストは若干高くなりますが、作業効率の向上による生産性アップで十分にカバーできるメリットがあります。

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フィットテスト実施時の注意点と対策

フィットテストを正確に実施するためには、いくつかの重要な注意点があります。まず、テスト前30分は喫煙や飲食を控え、ひげは必ず処理しておく必要があります。マスクの装着時には、ゴムバンドの位置やノーズクリップの調整を確実に行い、密着性を最大限確保します。

測定中は実際の作業を想定した基本動作(頭部の上下左右の動き、会話など)を行い、さまざまな状況での密着性を確認します。特に注意が必要なのは、髪の毛が密着面に入り込むことやメガネとの干渉です。これらの問題に対しては、髪をきちんとまとめる、メガネの位置を適切に調整するなどの対策が効果的です。

テスト結果は必ず専用の記録用紙に記入し、法令で定められた期間保管します。定期的なフィットテストの実施と適切な記録管理により、作業員の安全を継続的に確保できます。

 

フィットテスト後のフォローアップ体制

定期的なフィットテストの実施と記録管理に加え、作業員の安全を継続的に確保するためのフォローアップ体制について解説します。システマチックな管理により、防護体制の質を維持・向上できます。

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継続的な教育訓練の実施方法

防じんマスクの継続的な教育訓練は、作業員の安全確保に不可欠です。新入社員の配属時や作業内容の変更時には、特に重点的な指導が必要となります。

基本となるのは、正しい装着手順の習得です。ゴムバンドの位置、ノーズクリップの調整、そして作業開始前の密着性チェック(ユーザーシールチェック)を確実に行えるよう指導します。また、マスクの取り外しや再装着時の手順、保管方法、交換時期の目安なども実物を使って具体的に説明します。

定期的な訓練は3ヶ月に1回程度の頻度で実施し、作業員同士で装着状態をチェックし合うグループワークを取り入れることで理解度の向上を図ります。訓練内容は記録に残し、作業員からのフィードバックを次回の訓練に反映させることで継続的な改善を実現します。

記録管理と定期的な見直し

フィットテストの結果管理は法令順守の基本となります。各作業員のテスト結果、使用マスクの型式、テスト実施日を専用の記録シートに記入し、3年間保管します。この記録は定期的な見直しの基礎データとしても活用します。

記録データを分析することで、マスクの適合傾向や課題が明確になり、より効果的な防じん対策の立案が可能になります。例えば、特定の作業内容や顔型でフィット率が低い傾向が見られた場合、新しいマスク型式の導入を検討するなど、具体的な改善につなげることができます。

見直しは半年に1回程度実施し、必要に応じてマスクの選定基準や教育内容の更新を行います。これにより、作業員の安全確保と作業効率の両立を継続的に実現できます。

 

まとめ:作業員の安全を確保するフィットテスト実施のポイント

防じんマスクのフィットテストは、単なる法令順守だけではなく、作業員の安全確保にも重要な役割を果たします。本記事で解説したように、作業環境に応じた適切なマスクの選定、正確なフィットテストの実施、そして継続的な教育訓練の3つが重要です。

特に注目すべきは、作業効率と安全性の両立です。最新の防じんマスクは、国家検定規格に適合しながらも呼吸のしやすさや声の通りやすさを追求しており、作業効率を落とすことなく高い防護性能を実現できます。また、定期的なフィットテストと教育訓練により、作業員一人ひとりに合った最適なマスクの選定と使用方法の定着が可能となります。

さらに、記録管理を通じて得られたデータを活用することで、より効果的な防じん対策の立案が可能になります。作業現場の実態に即した改善を重ねることで、長期的な安全確保と作業効率の向上を実現できます。

 

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